和田宿のお稲荷さん
投稿日:2020年3月16日 投稿者:
令和2年3月15日(日)は商売繁盛の神様「高平稲荷」の初午祭。
和田衆で集まって、境内を清め、
昨年の御礼と今年の商売繁盛、普く一切の存在が安寧でありますよう祈願しました。
今回は、宮元である「西川屋旅館」さんの前庭で。
ご神体は、今回は特別に、西川屋さん奥の座敷に鎮座。
恒例の幟も立てて。
商店の軒下に幟旗がはためきます。
手づくりのお稲荷さんのお面がなんともかわいい!
もちろん、揚げも、甘酒も。
この御時勢で、何かと気分が、落ち込みがちですが、
山間の郷の里人たち、元気にやっていかまいか、と思いを新たにしましたに。
………
古い秋葉街道沿いの高平は古い時代からのパワースポット。
歴史ある社、古い時代の参道。
樹齢250年と言われる江戸彼岸。
和田宿を一望できるビューポイントでもあります。
■高平山稲荷神社
日本三大稲荷のひとつ「豊川稲荷」より勧請。
稲穂を荷い白狐に跨り給う端麗なお姿の吒枳尼真天を祀る。
遠山谷随一の活気を誇る和田宿本町の商売繁盛の神様として信仰を集めてきた。
毎年、初午祭の際には、甘酒と焼き油揚げが振舞われる。
なお新町には伏見稲荷を勧請した出山稲荷神社がある。
■高平薬師堂
「病気を平癒し身心の健康を守ってくれる現世利益の薬の師」
秋葉街道が信仰の道として賑わっていた頃、突如この場所で病に襲われた旅人がいた。
休んでいた旅人は里人から此地の薬草をもらって飲んだところたちどころに治ってしまったという。
それから病が治った此地は「薬師様」と呼ばれた。
堂は、天永2年(1111年・鳥羽天皇御代)建立。
本尊薬師如来像の様式手法は鎌倉期に属し遠山谷最古の仏像とされる(現在は盛平山龍淵寺に安置)
■離山庚申堂と石仏群「大願成就」「失せ物の神」
遠山郷では庚申様は農家の守り神様として講をつくって各集落でお祀りする習慣がありました。
離山庚申は三州離山(愛知県豊根村)にある神社に願掛けをしたところ尊いご利益があったとのことで、
その神社から庚申の石像をもらって祀ったのがはじまりとされています。
願掛けをすると様々な願いを叶えてくれ失せ物がみつかると言われ、願をかけた人は旗を奉納しました。
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