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遠山郷研究日記

見学会「遠山郷下栗を体感する」に参加したよ!

投稿日:2019年10月8日 投稿者: カテゴリ:遠山郷研究日記 タグ:

こんにちは。穀雨堂主人です。遠山郷に通って16年の歳月が流れ・・。

やっと近くまで引っ越してきました。よろしくお願いいたします!

 

リニューアルした飯田市美術博物館さんが行っている、

特別陳列「60年前の記憶 遥かなる遠山郷」の附属事業

「遠山郷下栗を体感する」見学会に参加してきました!

特別陳列は写真家塚原琢哉さんが昭和33年(1958)に

下栗を撮影した作品が展示されています。

車用の道路が無く、細い道が家と家をつなぎ畑が広がる写真。よかったなあ。

市美博の櫻井先生と、下栗案内人の会の野牧和将さんが案内してくださいました。

はじめに山道を登り、下栗の集落を見渡せるビューポイントに。

たくさんの方が登ってきていました。何と年間5~6万人もいらっしゃるそう!

野牧さんからは、この風景が有名になり先行してしまっているので、

集落を歩いている観光客さんから

「下栗はどこですか?」と聞かれることもあるというお話もうかがいました。

なるほどねぇ。

ここから見えているところは下栗の中の「本村」地区だけだそうです。

ここだけを見て下栗を見たと言うなかれ・・ですね。

下栗を体感してもらおうと野牧さんが選んでくださったのは

畑の中の道を歩き、ナナメ具合を実感すること!

だってこんなに斜面なんだもの。

緩やかな斜面を選んでくださいましたが、それでもちょっとこわかったです。

かたわらではソバが実っていました。

そして、こちらは全国でもほとんど栽培が見られないシコクビエ。

下栗は遠山郷の中でもアワ、キビ、タカキビなどの雑穀栽培が残っています。

遠山郷ではシコクビエを「コウボウビエ」と呼んでいます。

粉にして熱湯でソバ粉のようにかき、

黒砂糖などの甘味を入れて食べるとおいしい。

くず湯みたいな感じ?かな。

そしてコウボウビエでこんな可愛いクッキーが作られていました。

その名も下栗の里『弘法稗おひやしクッキー』!!

おひやしというのは下栗の霜月祭りで神様に供える

コメを臼でついてつくるシトギというモチのようなもの。

その形をイメージしているからだそうです。

コウボウビエをまず皆さんに知ってもらえるようにと

若手のみなさんが開発し下栗のはんば亭で販売中。

大事にいただきますね。

 

野牧さんからは高齢の方々が畑を「守っている」という言葉が

何度も聞かれました。

そして「人の力でこんなことまでできるんだな」って思うことがあると。

急斜面なので畑作業はほとんどが今でも人力です。

遠山郷下栗は何代もの人々が守ってきた場所。

 

安全運転で、是非「ゆっくり」とお出かけくださーい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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