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和田小校長日記

身近にあるもの   ~川遊び~

投稿日:2025年4月23日 投稿者: カテゴリ:和田小校長日記 タグ:

社会科の町探検の際に子どもが発した「川がきれい」の言葉とその様子を捉え、すぐに川に行くことを決めた担任の先生。どんな子どもの姿があるか、楽しみでした。

川での子どもたちの姿は、ある意味、私の想像を大きく越えていました。思うとその片鱗は、グランドに集合した時にすでに・・・。担任が集合場所に姿を見せると、パーッと子どもたちが集まり、はち切れんばかりの笑顔で、担任を囲むのです。あたかも「川に行こう!!」と言ってくれた担任を讃えるかのように・・・

前日の高温、晴天とは少し違い、当日は気温も上がりきらず、薄雲に覆われていました。思った以上に水も冷たかったものの、子どもたちは、さも当たり前のように水の中に入り始めるのです。「冷たい。冷たい」と言いながらも、どんどん入っていく子どもたち。あるお子さんは、私の想像では自分の服を汚してまで、川とふれあうことは出来ないかなとも思っていましたが、その私の想像とは真逆の姿でした。川に入ると、早速転び、ズボンを真っ先に濡らすも、たくましく、ズボンの裾をまくり上げ、更にぐんぐん川の中を進んでいくのです。「あの大きい岩の上に行く」と真っ先に動き出し、到着すると、寝転び、満足げな表情を・・・。

またある子は、私が石の下に「カワゲラ」を見つけ、伝えると、興味を膨らめていました。黒と黄色の模様の面白さを口にし、石をめくり続けるのです。「この石、いそう」「いるところといないところ、流れが関係しているのかな」「小さい餌が、あるところにいると思う」・・・ふと、自分の親戚が『寄生虫の研究者』であることを話してくれました。石の下を熱心に探し続ける彼の姿を見ながら、決して無関係ではない、そういったつながりから、その子の中に育まれるだろうことに思いを馳せていました。

流木で、ティピー風の基地を作り始めた子。最初から最後まで、一貫して「水切り遊び」をして、その石の形状や、投げ方に面白さを見いだした子。堆積した砂の感触に感動を発する子等々・・・時間関係なく「ここにいたい」という子どもたちの、その圧倒的な姿に私たちは、何を見、何を感じ、何を子どもたちに返していくのか・・・。

『遠山郷を愛し、誇りを持ち、未来を共に創る人づくり』を、目指す子ども像に据える私たち。

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