ビオトープに集い
投稿日:2024年4月26日 投稿者:
校舎横のビオトープに集まる子どもたち。オタマジャクシとりに夢中な子どもたちがいます。オタマジャクシを入れ、水の入った水槽を、大事そうに抱えて、教室等に戻る子どもの姿が印象的でした。重たいだろうに、でも、彼は水を揺らさないように、大事そうに抱え、遠い教室までの道のりを持って行ったのです。
正直、最初私は、オタマジャクシしかいないビオトープを見たとき、「オタマジャクシだけかあ・・・」と思っていました。子どもたちは、そんなに興味を示さないのではないかという思いです。しかし・・・ 登校後、ビオトープに集う子どもたちの姿を見るにつけ、そこに引きつけられる魅力は何だろう、と考えずにはいられなくなってきます。
ある子の水槽内の設えに目を奪われました。丁寧に丁寧に水槽の中が整っています。片方には陸地を創り、葉っぱを植え・・・「トトロみたい。(トトロの森という意味だと思いますが)」とつぶやきながら・・・素敵な水槽内の感じです。最初その子の水槽内には、数匹しかオタマジャクシがいなかったのです。それを見かねた友達が、その子の知らないところで、オタマジャクシをとってあげ、何匹ものオタマジャクシを入れてあげていました。よかれと思ってだと思いますが、その子は「(オタマジャクシに)ストレスがたまる」と声を上げました。オタマジャクシは、とることが楽しかったり、いっぱいいることがうれしかったりという感覚ではないのでしょう。水槽の中にこれでもかと捕まえた蛙を入れ、毎日毎日蛙を死なせていた私の幼少期との違いに恥ずかしさすら感じました。
ふるさとを愛する芽は、こういった一つことから育まれるのだろうと感じます
木々の緑が勢いを増して来ました。
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