どんなドラマがあったのだろう ~休み時間の遊び 源平(ばらドッジボール)~
投稿日:2025年2月19日 投稿者:
ぬかるんだ校庭で遊べない時、体育館での遊びはもっぱら『げんぺい』なのです。私は、初めて出あう遊びでした。体育館の半面を使って、ドッジボールのように人にボールを当てる遊びなのですが、和田小ではかなりメジャーな、かなり以前から行われていた遊びのようで、しっかりと定着している感じなのです。ドッジボールといってもチーム戦ではなく、個人戦です。ボールを持ったら3歩まで、そこから人にボールを当てます。当てられた人はその場にしゃがむ、ボールをキャッチされたら、された人がその場にしゃがむ、自分を当てた人が当てられたら、復活して再びゲームに参加できる、途中で、ボールを高く上げたら、全員が復活してはじめから出来る等々・・・かなり明確にルール設定されています。更に最も面白いなと思われるルール?(約束?)があって、誰か途中で来た人が「入る!!(遊びに参加する)」と言うと、必ずボールを上に上げて、全員が復活、最初から行われるのです。体育館を「ちらっ」とのぞきに行くと、当てられて座っている子から「入る?」「入るって言って!!」等と強烈に誘いの言葉があるのも、とても興味深いです。
この『げんぺい』って遊び、いつから和田小の文化になっているのだろう・・・ふとそんなことを考えさせられます。調べてみると『源平』という名で『バラドッチボール』(バラはバラバラになってという意味)というのがあることがわかりました。それが紹介されたのだろうと思いながら、和田小ルールが決め出され、更新していったであろう日々を思うと、この遊びに、ある種の浪漫が詰まっているようにも感じるのです。どんな伝えられ方があったのだろう・・・と。「入る!!」と言う言葉に、瞬時に反応し、全員復活というルールあたりにも、そこに至ったであろうドラマに思いを馳せると、思わず頬が緩みます。・・・・・・「20年以上は前だと思うよ・・・」なんて言葉も聞こえてきましたが、はたして・・・
投稿日: 投稿者: