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和田の匠人

遠山の赤ひげ先生 片町伊十さん

投稿日:2019年3月18日 投稿者: カテゴリ:和田の匠人 タグ:

「その人たちに寄り添ったつもりが、実は寄り添わさせていただいた」そう語るのは、半世紀に渡り遠山谷の命を守ってこられた「遠山の赤ひげ先生」こと片町先生です。

 今回は、遠山谷を語る上で唯一無二の存在である供命を守る匠人僑片町伊十さん(下新町)を紹介します。

 先生は、生まれ育った地元で片町医院を開業して以来、 余50年医者と言う職務を超えて地域の方々の命を守ってこられました。「Dr.で大切なことは決断力」と言われるように、常に命と向き合い、その場面において、たったひとりで即断してきました。誰かに頼ることもできず「先生」「先生」と頼られる…「俺がなんとかしなければ」と、そんな状況が休むことなく365日 24時間50余年続けてこられた裏側に、どれだけのプレッシャーがあったのか、我々には想像を絶するものがあります。

 そんな先生をここまで支えてきたものは「使命感」だそうです。感染症で友人を亡くしたことをきっかけに志した医師への道。そこから地域の命を守ることを使命として、がむしゃらにやってきました。その間、様々な出来事があり、医師という立場でしか知りえない哀しみや嘆きを目の当たりにしながらも、そのことを胸にしまい、別の顔で毎日違う患者の前に立ち、その人の人生を一緒になって考えてきました。ある年寄りが言いました。「片町先生の顔を見るだけで、気持ちが楽になる」と、この一言に尽きると思います。

 平成22年に惜しまれながら片町医院を閉院されました。 余50年地域医療のために走り続けてきた肉体はついに悲鳴を上げ、体調をくずされた上の決断でした。先生に感想を尋ねると、しばらく間をおいて「疲れたねぇ」と一言おっしゃられました。

 それでも先生の使命は終わっていません。医者を志したころと同じように「医療はできなくても、話は聞くことができる」と、以前の診察室をリフォームして皆が気軽に集まれる空間を提供してくれています。先生の顔を見るだけで気持ちが楽になる人、先生と話をするだけで元気になれる人、先生はいつでもウェルカムで迎えてくれています。

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