「去年より上手に出来たからうれしかったです。また来年ももっと上手につくりたいです」

わら細工体験として、お正月飾り『おやす』をつくりました。体験を終えた感想発表で、こう語る子どもがいました。その子の中に、この年一回の体験が、繋がりの中で位置付いているのだなと思いました。去年を思い出し、そして来年を見据えている・・・とても尊いことです。

講師に来てくださったお二人も、和田小の卒業生、私たちの先輩で、やはり、小学生の頃から、おやす作り体験をしたとのこと・・・まさにこうやって人から人に受け継がれていくのだと思いました。

おやす作りは、もう手慣れている子、なんとなく覚えていた子、初めての子など、様々でしたが、気づけば子どもたちの活動は、どんどん進められています。講師の先輩のお二人も、子どもたちへの伝え方や褒め方がとても上手で、子どもたちは、自信を持って進めている様子。「ほら、出来た。見て」と、何とも柔らかな表情で、何度も・・・

いよいよ本年の締めくくり。その地域その地域で、大事にされている伝統を、様々な場面で目にしたり、感じたりすることが多くなる時。私たちの、ふるさと感覚が育まれていきます