卒業式を10日後に控えたこの日、児童会主催の「6年生を送る会」が行われました。

色とりどりの花や輪飾りで、華やかさ際立つ会場。みんながどんな気持ちで飾り付けたかがよくわかります。この整えられた会場で、直前まで準備に落ちはないか、段取りはこれでいいかと、進行役の5年生が気配りする様子を微笑ましく、そして頼もしく思いながら、あとは、主役の入場を待つだけです。

みんなの何とも柔らかな笑顔と、音楽に合わせて6年生が入場してきました。はにかんだ笑顔を見せながら・・・

来年度の児童会長よりお別れの言葉、各学年からのメッセージ、6年生へのプレゼント、6年生からのプレゼント・・・と、あたたかな雰囲気の中、会は進行していきました。

会の出し物の一つに全校レクリエーションとして、『新聞じゃんけん』がありました。代表者とじゃんけんをして、負けたら自身が立つ新聞紙をどんどん半分に折っていくというゲームです。次第に小さく折りたたまれていく新聞紙の上に立てなくなると、ゲームオーバーとなります。「まだ立てる！！」「それは無理でしょ！！」等と、わいわい盛り上がりながら、ふと気づくと後二人になっていました。その場の賑やかに盛り上がる感じもあって、「最後優勝者○○さん！！」とコールされたのですが、実はまだもう一人いて・・・「ああ、もう一人いたんだけどな、あの子は・・」と私が思うと同時くらいに、その子に気づいたのは、6年生。すかさず「○○さんも優勝！！」とコールしたのです。『ああ、さすがだなあ』と思いました。

共に会を楽しむ中に、伝えたい気持ち、ありがとうの気持ちがいっぱい詰まった6年生を送る会でした。