昨年度も、そうでした。私の中に強く残っていることです。それは、保護者の方々同様に、地域の方々の声援が、何とあたたかで、また子どもたちに注がれる眼差しが、何と柔らかいのだろうと言うことです。

雨上がりの澄んだ空気がとても気持ちよい中、本年度のマラソン大会を行いました。例年の秋開催から、春開催への移動で、これまでとは違った感覚であったかもしれませんが、子どもたちは全校運動や体育で練習を積み重ねてきました。「自分のペースで走り続けること」「去年のタイムより早く」「順位上位を目指して」・・・等々、それぞれの思いの中、今年のマラソン大会に向かう子どもたちでした。

スタートは例年通り、保育園の園庭。保育園のみんなの声援に、スタートラインに立つ子どもたちの表情も締まります。スタートの合図と共に、飛び出す子、自分のペースを刻もうとゆっくり走り出す子等々、ここにもその子らしさやその子の思いが詰まっていて、とてもいいなと思う瞬間です。今年も沿道には多くの方々が見守り、声援を送っていただきました。声援に力を貰い、ペースが速くなるのも、マラソン大会ならでは・・・体の不思議でもあります。全員しっかりと走りきることが出来ました。

走っている最中は、なかなかそんな気持ちにはならないかも知れませんが、緑鮮やかな山々や、きれいな川を感じながらのランニングはとても気持ちがいいものです。和田小学校のマラソン大会コースも、まさにそんなコースです。更に、この地域には、そんな気持ちよくランニングできるコースがたくさんあります。子どもたちも、いつかそんな事を感じながら、運動を楽しめるといいなと思っています。保護者の皆様、地域の皆様、ありがとうございました。