子どもたちがみつめるもの ~理科 てこの原理の授業場面から~
投稿日:2024年10月29日 投稿者:
本時の学習『てこのはたらきを使っている道具を探し、支点・力点・作用点を見つけよう』・・・5・6年生理科の、ある授業場面です。教室中を歩きながら「これはどうか」「あれはどうか」と、探し回る子どもたちの姿。子どもたちの意識が途切れることなく、様々な「もの」に向けられ続けていることに、驚きすら感じます。口々に「ここが支点?」「ここが作用点!!」等と、声に出しながら探しているその様子から、みつめるべきものが、子どもたちの中で明確になっているからこそなのだろうと思いました。更に、机上にとどまらず、じっくりと身近にある「もの」を触ったり、動かしたりしながらの時間が、子どもたちの「考えたい」という持ちを膨らめているのだろうと思いました。
子どもたちが探してきたものの中には、私自身も、「どう考えたらいいのかな」と判断に迷うものもありましたが、そこに面白さを感じます。担任の先生も同様なのでしょう、子どもたちと共に考えている姿が・・・。こういった時間から、子どもたちは、まさに、ものの「理」を見ようとしているのだと思いました。子どもの発想するもの、思い描くものの豊かさを思い知らされます。
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