本番に向けて、衣装を着たり、支度を調えたりしている時間は、学校で見せるいつもの表情の子どもたち。その、楽しそうに、リラックスした様子から一転、神様に献じるお湯の側に立つと、すっと笑顔が消え、真剣さ増す表情に切り替わるのです。そして、太鼓の音に合わせ、神様への「舞い」が始まりました。会場に包まれる、真剣さとあたたかさに、子どもたち1人ひとりが、感じている『霜月祭り』が、まさにここにあるのだなと、その空気感に浸っていました。

今年の霜月祭りの終わりが、学校の2学期の終わり・・・そんな感覚にもなるここ和田小学校。夏・秋・冬、3つの季節を、山の緑の変化に、学校の木々に、虫や生き物に、そして、子どもたちの大きな成長に、と重ね合わせながら、振り返っているところです。保護者の皆様、地域の皆様に支えられ、大きな力を頂き、無事2学期終了出来ますことを感謝申し上げます。令和6年から令和7年へ・・・良いお年をお迎えください。

先日、校長室にきた子がこんな話を・・・「わたし、冬が好きなんだよね。冬に雪がたくさん降ってほしいよ。だからね、『カマキリ、上に上にたまごを産んで』っていつも願っているんだよ」・・・子どもたちの豊かな感性に、心洗われます。この冬の雪に期待しながら。